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2023.04.29

窓リフォームに関するお得な補助金が出ております

 すでに聞いたことや見たことがある方もいらっしゃるかと思いますが、先進的窓リノベ事業という補助金事業が今年度出ております。環境省と経済産業省が連携している支援事業となっており、住宅の窓リフォームを対象に補助額5万円から最大200万円、補助率最大50%のお得な補助金となっております

新築の住宅ですとペアガラスやトリプルガラスなどガラス自体が複層になっていて断熱性能の高い窓を設置するのが主流になっておりますが、築30年くらいになると1枚ガラスの窓の住宅が多くなります。1枚ガラスだとペアガラスやトリプルガラスに比べて断熱性能が低いため窓のリフォームを行い断熱性能を上げ省エネにしようというのが今回の事業の内容になります。

事業公式では対象となる工事として

①ガラスのみを交換する工事

②内窓を設置する工事

③既存窓枠の上から新しい窓を被せる工事(カバー工法)

④既存窓の枠ごとすべて取り外し新しく窓を設置する工事(はつり工法)

の4つが挙げられています。

①はガラス交換によって1枚ガラスから複層ガラスにすることで断熱性能を上げます。しかし既製品がなく加工から取付まで時間や金額がどれくらいかかるのか場合によりますので特殊な形の窓であったり窓自体を交換することが難しい場合におすすめします。
②は内窓の設置のみになるので既存窓は残したまま短時間で工事を行うことが可能です。既存の窓と内窓の間に空気層ができることで断熱性能を上げます。

③と④は窓自体交換するのは同じですが、違いとして窓枠を残したまま新しい窓を設置するのか、すべて取り外して新しく設置するのかになります。カバー工法は大手窓メーカーでも取り扱っており窓サイズを小さくしたり引違からすべり出しに開閉タイプを変えることも可能です。はつり工法は窓だけでなく場合によっては外壁や内装なども手直しが必要になるため他3つの工事に比べると工事期間も金額もかかります。

既存窓を残したまま短時間で断熱性能の窓にリフォームが可能な内窓の設置をおすすめいたします。

日本建材・住宅設備産業協会の調べによると冬の場合床や屋根から逃げていく熱は10%未満、外壁からは15%なのに対して窓からは約60%も熱が逃げていきます。夏の場合は外壁や床から入ってくる熱は10%未満、屋根からは11%なのに対して窓からは約70%も入ってきているのです。窓からの熱の損失がもっとも大きいことがわかります。

では窓の断熱性能を上げるとどれくらい省エネになるのか、既存窓に内窓を設置した場合の年間の冷暖房費が約26%削減することが可能になります。

今年は電気代が値上がって冷暖房費の節約に努めた方も多くいらっしゃると思いますが、寒い冬の間の暖房機器だけでなく、これからは夏に向けてエアコンの使用も増えてきます。ぜひ補助金を利用してお得に窓リフォームして室内を快適に、省エネにしてみませんか?

現時点での補助金の申請状況につきましては当社ホームページの補助金・制度についての詳細の中に事業公式ホームページのリンクを添付しております。